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不規則な動きをするルアーの作成

不規則な動きをするルアーの作成

川の流れの中や、湖や海でリールを巻いてくると、ルアーが左右に大きく不規則に移動して、あたかも逃げまどう小魚のような動きをするルアーを作成できます。

口から流れ込んだ水は、コーアンダー効果で、左右どちらかの壁に沿って流出します。流出した水はルアーを横方向に押しますので、ルアーは横方向に移動します。
流路は左右対称に作ってあるので、何らかの刺激で水流は左右にパタパタと移動するはずです。その刺激が不規則であれば、ルアーの左右方向の移動も不規則になります。

上下対象の部品に分割して3Dプリンターで作成します。下の部品を密に、上の部品を租に加工することで、ルアーは回転せずに、左右の動きだけを行います。

早速3Dプリンターで作成して、川で実験をしてきました。ルアーの鼻先に付けた糸を巻いてくると、ルアーは左右不規則に泳ぎます。

その動きを見物していた人物が、自分は釣り具に詳しいが、こんな動きをするルアーを見たことがない。まるで魚が逃げまどって泳いでいるようだ。ルアーの中を水流が流れるルアーなど今までに存在しない、と大絶賛していました。
3DCADで上下対象に設計
下を密に、上を租に3Dプリンターで加工して接着

2020年9月14日 日本機械学会年次大会で発表します

左右上下に不規則に運動するルアーを3Dプリンターで作成し、山中湖、相模湖でそれぞれ38cm、37cmのブラックバスを釣り上げました。

実際のルアーの4倍モデル(500g)を作って、その動きをドローンで空撮し、画像解析をして、左右上下に運動することを確かめました。

こちらに講演論文を添付します。ご興味のある方はご覧ください。
日本機械学会2020年度年次大会講演論文集2020914(名古屋
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