空気の流れ&水の流れ

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回転フィルターの製作

分岐による濃度低下現象

太い管に水と粒子が混ざった流体が流れています。その途中に細い管を取り付けて分岐させると、細い管には粒子が流入しないという現象があります。もちろん細い管の径は粒子の直径よりもずっと大きいのにです。
粒子は粒子中心を通る流線に沿って移動していると考えてください。
もし細い管に流入する流体の層の高さが、粒子半径よりも小さければ、粒子は細い管に流入せずに通過してしまいます。
この現象は粒子の頭の高さが高ければ高いほど、分岐管に入ってきにくくなります。
この現象を逆手にとった生き物がいるのではないかと考えています。
哺乳類です。進化の過程でそれまでの生物の赤血球は楕円体で、中に核が入っていました。哺乳類はその核を放り出し、ぺったんこでペラペラの赤血球にしてしまいました。これにより頭の高さが格段に低くなって、分岐管に入りやすくなったと考えています。
哺乳類になって毛細血管を利用できるようになり、頭脳の格段の進化に役立ったのではないかと。
さて、工学的にこの現象を利用するために、回転フィルターを考案しました。
現在まだ改良中です。

以下に関係論文のPDFを添付します。ご興味のある方はご覧ください。
日本機械学会論文集(B編)74巻739号(2008-3)
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日本機械学会論文集(B編)74巻745号(2008-9)
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日本機械学会論文集(B編)77巻778号(2011-6)
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2020年9月14日 日本機械学会年次大会で発表します

液体と同比重の微小粒子を排除する場合に、注意しなければならない次の2つの重要なポイントがあることがわかりました。

・吸入孔上の境界層厚さをできる限り小さく抑えること。
・乱れをできる限り小さく抑えること。

ここまでたどり着くまでに大変苦労しました。

講演論文を添付します。ご興味のある方はご覧ください。
日本機械学会2020年度年次大会講演論文集2020914(名古屋
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